よこやまけいう の 日々是好日

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おもいださるるひとゆゑに… 

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還暦を過ぎるまで生きてきて、幾人もの身近な人の死に立ち会うことになってしまいました。

果敢に病と戦い、死の直前まで教壇に立ち、本を書き、
あたりの空気がキラキラ輝いて見えると言っていた友、
きらがまかれた高野切の美しい料紙を見ると、
友には世界がこんな風に見えていたのだろうかと想像します。

小学生の娘を残して逝ってしまった友は、
死のひと月前に最後の力をふりしぼり美容院に行って
髪を整えてから写真館で写真を撮り、
遺影にするようことづけて旅立ちました。
最後の最後まで強い母親でした。

煙草をプカプカ吸いながら、
「あたしの肺はきれいなのよ」と言っていた姑は、
83歳の時に肺に癌が見つかり、
3カ月の闘病の末亡くなりました。
「人間には寿命というものがあるんだよ。いくら節制したって寿命がくればおしまい。」
と生前言っていたけれど、
自らの死にあらがうことなく、癌の痛みに静かに耐えて、
鮮やかな引き際をみせてくれました。

思えばみんな癌による死です。

私の母も胃癌でした。亡くなってからもうすぐ1年になります。
天国へ行くにはいくつもの関門があるそうですが、
無事にたどりついているのだろうかと心配になります。
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by keiuyoko | 2012-11-06 23:29 | 日々の書 | Trackback | Comments(1)
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Commented by mokochan at 2012-11-07 00:08 x
結婚して子供が生まれすごい良くしてくれたおばあちゃん。なんか色々思い出す。
今月おじいちゃんの七回忌。早い感じ…。
おじいちゃんも天国着いたかな。
お母さんが書いた習字の言葉色々な意味がある気がする