焚 (半紙)
私が通う丸沼陶芸倶楽部には穴窯があり、年に一度穴窯を焚きます。
先月末に穴窯の作品が焚き上がりました。
さてさて、どんなふうに焼き上がったかな?
湯のみ。古信楽土(粗め)です。
中央の小さい湯のみは高さ3.5㎝、仏様のお茶用に作りましたが、ちょっと小さすぎました。
孫のおままごと用かな?
こちらは筆置、古信楽土(粗め)です。
これは叩き皿、丸めた土を少し乾かしてから掌でガンガン叩きます。
思い切りガンガン叩かないといいヒビが入りませんが、
日頃のうっぷん晴らしにガンガン叩いたので、
結構いい感じにひびが入ったと思います。
他に伊賀土で花器を焼きましたが、伊賀土のほうはいい焼き色が出ず
白っぽく、前方に置いたにもかかわらず灰も全くかかっていなくて、
予想外の残念な仕上がりでした。
もともと信楽の土に向いている穴窯だそうですが、それにしても・・・・・。
今回の穴窯は順調に温度があがり難なく1300度まで上がったそうですが、
薪が良く燃えすぎた為に灰が少なかったそうです。
今まで買っていた松薪の産地に松くい虫が大発生してしまい、
松くい虫の被害拡大を恐れて出荷停止になってしまった為に
今回は別の産地の松薪にしたそうです。
その新しい薪が良く燃える薪だったそうで、薪の選択も難しいものですね。
伊賀土の作品は、今回の穴窯でとれた灰で作った灰釉をかけてもう一度焼くことに
しました。
さて、どんな風になるのでしょうか?