夏休み特別講習「大きな字を書こう」の2日目です。
まず自分が書きたい文字を書体字典で調べます。
「いっぱいあるなあ、どんなふうに書こうかな?」
1年生のこの2人は入会して日が浅いので、まだ硬筆しかやっていません。
二人とも筆を持つのは今日が初めてです。まず「一」の練習からはじめないと・・・。
中学生のお姉さん達が手を持って教えてくれています。
「広い海で自分が泳いでいるイメージなんだけど、それを「泳」の中に
どうやって表現したらいいのかなあ。難しいな。」とお姉さん。
「私の咲空という名前は広い青空に咲いているきれいなお花という意味でお父さんと
お母さんがつけてくれたんだって。だから「空」をかくんだ!」と妹。
二人ともがんばってね。
今度はモップ筆と水が入ったバケツを持って外で水書きです。
すぐに乾くから何回でも書きなおしできるよ。
それにしても暑いねー
今度は新聞紙に練習。モップ筆ではなくて本物の筆だよ。
新聞紙の練習のあとはいよいよ本番です。
一人二枚づつ大きな紙に書きました。
1枚目は90cm×120cmの紙に薄墨で、2枚目は120cm×120cmの紙に濃墨で書きました。
そして上手に書けた方に印をおしました。
印は今回のために新たに私が刻しました。
「遊書」です。遊ぶの意味の中には、こだわらずに自由にという意味もあります。
「遊ぶ書」ではなく「自由な発想で書く書」の意味をこめて「遊書」にしました・
書体は金文です。
印を押すと作品がぐっと映えるでしょう?
1年 咲空さん 「空」
1年 紗優さん 「花」
1年 那適さん 「犬」
2年 乃亜さん 「泳」
3年 彩奈さん 「心」
中2 千聖さん 「流」
中2 佑夏さん 「愛」
1時から4時半までの3時間半でそれぞれ素晴らしい作品ができあがりました。
みんな一生懸命かきましたね。楽しい一日でした。