東日本大震災で被災された方々のことを思うと本当に心が痛みます。
特に福島県は地震、津波、放射能の三重苦。
うつくしま福島がこれからどうなっていくのか。
住民の方の気持ちを考えると、安易に「がんばってください」と言うのも憚られます。
これまで原発反対の署名はしていたけれど、
それほど真剣に考えていなかった自分が情けないです。
原発に頼らない生活をするにはどうしたらいいのか?
代替エネルギーは?
安全な原発はありうるのか?
日本中の原発をなくすには私たちがどれだけ電気を節約すれば可能なのか?
根本から真剣に考え直すことが必要だと思いました。
被災地のことをおもうと心が暗くなりますが、
4月16日の毎日新聞に作家の新井素子さんが
「被災していない人はまず心を落ち着けて自分の仕事をすること。
自分が落ち着かないと他人に何もしてあげられないでしょう。」
と書いていました。
書は人の心を癒す一面はありますが、
極限状態にある人の心に響くような書を、今の私には書くことができない。
非常にむなしい思いをいだきつつ、今個展の作品を制作中です。
この個展は昨年から決まっていたもので、
友人が経営する
梟画廊で5月31日から6月5日まで開催します。
外房線の土気駅から徒歩10分の静かな住宅街にある画廊です。
ランチもあるしゃれた画廊で近くにはホキ美術館もあります。
一日のんびりお出かけになりませんか?案内ハガキができあがったらご報告します。
画廊を開設した時にオーナーに頼まれて書いた「梟」。9年前の書。
今回は 鶏毛筆で書いてみました。